恵比寿屋 知之進・・・・大事な玉が大きくなった♪

【悪代官】越後屋～！数日前、目安箱に手紙が入っておって、

　　　　　このままでは恵比寿屋の玉が大きくなりすぎて落ちるのではないか？

　　　　　と、書いてあったが、大丈夫か？

【越後屋】はっ！ど～れ　　恵比寿屋の大事な玉をさぐってみましょう・・・

【恵比寿屋　知之進】やめろ～！　この～へんたい越後屋～　人の大事な玉を・・・さわるな～！


【越後屋】ちょっとは大きくなったようです・・・代官さま


【代官】先日、地面にすれて　泣きさけんでいたもうひとつの玉はいかがじゃ！

【越後屋】どれ！やっぱり傷ついております・・・重さは先ほどの玉と同じぐらいです


【恵比寿屋　知之進】急につかむな！越後屋～・・・！　　玉があがっておなかが痛くなるだろ～！


【悪代官】飛び上がると、少しはよくなるぞ！　　といっても逆さじゃ～飛び上がれないだろう～！　ほっほっほっほっほ～！


【越後屋】代官さまも、さわってみますか？


【悪代官】ばかを申すな～！　　おのれ　わしを「ぐろう」しておるのか～！


【越後屋】どうぞおゆるしお～・・・つい、口がすべってしまいました

【越後屋】あれ、代官さま・・・恵比寿屋の足元の葉が・・・・


【悪代官】いかがした？越後屋・・・


【越後屋】すいかの季節はお盆前まででございます・・・

　　　　　もうそろそろ元気がなくなりますので

　　　　　これ以上恵比寿屋の玉は大きくならないのでは・・・


【悪代官】そうか・・・　　では、このまま玉はぶら下げておくか？　　

　　　　　風にゆられて・・・　ぶ～らん　ぶ～らん

　　　　　いつ切れてつぶれてしまうか

　　　　　それを楽しむのも良いかもしれんの～　ほっほっほ～！



【越後屋】代官さまも・・・　人をこらしめ方に磨きがかっかってまいりました　　ですな～


【悪代官】おぬしほどの悪人では　ないぞ！


【悪代官・越後屋】ほっほっほっほっほ～！　　はっはっはっはっは～！

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